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主力を変えずに、ブランドの語り方を増やすことはできるのか
水産加工(食文化・商品開発)/公開可※製造条件・配合比率・取引条件の詳細は非公開
当初の状態・迷い
中井英策商店は、北海道の食文化を伝えることを信念に、水産加工業を営んできた。
主力商品は飯寿司であり、中でも「きんきの飯寿司」は
事業を支える中心的な存在だった。
一方で、飯寿司という主力を変えることなく、
事業やブランドの伝え方に別の切り口を持てないかという迷いがあった。
疑った前提・問い直したポイント
●ブランドの変化は、ロゴや見た目を変えることなのか
●主力商品が強いほど、新しい取り組みは難しいのではないか
●副産物は、あくまで裏側の存在でしかないのか
「主力を動かさずに、ブランドに変化を与える方法はないのか」
という前提を問い直した。
再定義した判断軸
この取り組みでは、ブランドを変えるのではなく、
ブランドの語り口を増やすという考え方を軸に据えた。
●飯寿司を否定しない
●主力商品の文脈を壊さない
●事業の中にすでにある価値に目を向ける
副産物を「余りもの」ではなく、別の価値を語れる起点として捉え直した。
ネーミングの位置づけ
「きんきの露」という名前は、新しさを強調するためのものではない。
主力である「きんき」とのつながりを保ちつつ、
まったく別の役割を担う商品であることを
静かに伝えるために選ばれた。
結果として、事業の延長線上にありながら、
異なる切り口を持つ存在として成立した。
その後の変化
●副産物を活用した新商品として展開
●商標登録を行い、事業としての独立性を担保
●既存販路とは異なるチャネルへのアプローチが可能になった
●商品説明も、「何に使うか」より
「どんな背景から生まれたか」を重視する形に変化
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